低体温体質と冷え性は何が違う?間違えやすい二つの「冷え」

冷え性と低体温体質は混同しがちですが、この二つは似て非なる存在です。

元々低体温体質な方は違いを把握しやすいかもしれませんが、冷え性の方は勘違いしやすいのでここで二つの違いを確認してみましょう。

自覚

一般的に、冷え性よりも低体温体質の方が自覚しづらいといわれており、これは低体温体質は体全体の体温が低下していることが理由として挙げられます。

冷え性は末端冷え性など、血行不良により血液が行き届かず体の一部が冷えてしまう症状を指しますが、一方で低体温体質は体自体が冷えているため冷えていることを自覚しにくいのです。

また、冷え性はその名の通り冷えている感覚を強く覚えているため、体が冷たいこと事態が悩みとなっていることが多いのも特徴的です。

免疫機能

低体温体質は平温を保っている方に比べて免疫能力が低下しており、風邪などの免疫能力の低下に基づく病気を発症しやすい状態となります。

これは冷え性にもいえることですが、体温の低下は血流を悪化させ体の栄養素を全身に届かなくさせ、白血球など体内の調子を整えてくれる存在も同様に行き渡らなくなるのです。

いわばウイルスに弱い体質になってしまうため、ちょっと外出するだけで風邪を引いてしまったり、アレルギー反応の原因になったりと厄介ない状態になってしまうのです。

必ずしも数字には出ない

低体温体質かどうかは体温計を使って確認すればいいのではと思われるかもしれませんが、低体温体質が厄介なのは必ずしも体温計から自覚できるとは限らないことです。

体温計によって多少体温が上下することもありますし、計り方によっても体温が変化することもあるため、この体温以下なら低体温体質という基準が分かりづらいのです。

これは低体温体質が体の芯から冷えてしまっていることが影響しており、いわゆる深部体温が低いことで低体温体質となっています。

体温計で計れる体温は基本的に皮膚に近い部分の体温なので、必ずしも低体温体質だから体温計で確認できるわけではありません。

不調を伴っている

冷え性は血行不良などが原因であるため、その点が原因で何らかの病気を引き起こすことはありますが、基本的に冷え性が何か病気を呼び込んでいるわけではありません。

冷え性が辛いのはあくまでも体が冷えている感覚を実感しているからであり、それが冷え性の正体でもあります。

一方で低体温体質は免疫能力が低下していることもあり、体の不調を伴いやすく病気を発症することもありえるため、普段から病気に弱い体質になってしまっているのです。

また、冷えやすい冬になると特に理由もないのに体がダルくなってしまう、風邪を引きやすくなってしまうという方は低体温体質の傾向があります。

絶対ではありますが、人によっては子供の頃から低体温体質になっていることも多いので、この点も自覚しにくい理由の一つになっています。

がんになりやすい

死亡原因としてトップクラスに挙げられるがんですが、低体温体質の方はがんになりやすいといわれています。

これは体温の低さはがん細胞の活性化に繋がるためであり、若くしてがんにかかる方も存在するため長生きをするためにも低体温体質対策は非常に重要です。

また、低体温体質の方は細胞の劣化も早いため老けやすく、冷え性よりもさらに深刻な問題を起こしやすい点も低体温体質の特徴となります。

低体温体質の対策

対策に関しては、冷え性と被っていることも多いので冷え性対策としても一緒に行ってみましょう。

代表的なのは運動で、体内の水分を排出する機会が無いことから低体温体質が改善していない方は多く、汗をかく機会を設けることで改善する可能性はあります。

運動は分かりやすく体温が上がるため実感が湧きやすい点も魅力であり、これまで冬を迎える度に体調を崩していた方はぜひ運動にチャレンジして体を温めましょう。

また、ストレス軽減も低体温体質の対策として効果的ですが、ストレスを完全に排除することは難しいのでストレスの原因を極力遠ざける努力をしてみましょう。

精神的な負担は深部体温に影響を与えやすく、同時に自律神経の乱れなども招くため注意が必要です。

低体温体質だからと諦めない

低体温体質は体質だから仕方がないと諦めている方は、このように様々な体の不調を呼び込むことから早急に対策することをオススメします。

問題なのは自覚が難しい点ですが、とりあえず自分が低体温体質の傾向にあると考えている方はどれか一つでも対策を実践してみて、体調が崩れないかをチェックしてみましょう。

逆にいえば、冷えを強く実感している方は低体温体質ではなく冷え性の可能性が高く、そちらは冷え性対策を進めることになります。

しかし、対策に関しては冷え性対策も低体温体質も同じ体を温める方法なので、そこまで分けて考える必要はありません。

食生活や運動など、健康に良いとされていることをしていけば改善する可能性は大いにあります。

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